アートエッセイ(2013年4月)
「参道の桜」
「野身神社横の桜(境内)」
待ちどおしい春がやって来た。
春が来ると幼いころによく歌った童謡、
・・・♪春が来た 春が来た どこにきた 山に来た 里に来た・・・♪
菜の花や桜の色を見ると幼いころを思い出し、春を強く感じます。
今の小学校では童謡は歌っているのだろうか?
この歳になって童謡を聴くと、穏やかな日本人の気質が伝わってくる。
生活は豊かではなかったが、一日一日を愛おしみ、
ゆっくりと時間が流れていた様な時代だったことを思い出します。
現代は、パソコン、スマホ、携帯電話、
必要な情報はすぐに得る事ができ便利ですが、
日本人はこの便利さと必要以上の情報の中で、
個人が考える時間を忘れてしまっているように感じます!
半世紀前と現在を音楽の波長イメージで示すならば、
昔はベースの音・・・低音で波長が長くゆるやかな波感じ、
現在はハードなエレキギター音というところでしょうか!
波長が短く高音で刺々しく落ち着きの無い騒がしい感じがする。
桜の花見も、母が作った弁当でゴザを敷いて静かに花見をしたように、
一度、騒がしい日常から離れて静かな桜の木の下で、
昔懐かしい花見を家族でやってみたものです。
3月末、高槻市駅前の上宮天満宮へ満開の桜をスケッチに行きました。
この日は朝雨が降り、10時には上がり
午後から陽も出てきましたが、肌寒い一日でした。
日曜日だったからか、お宮参りの家族が多かったですよ。
この天満宮は小学生のころ境内よく遊びました。
そのころとは若干風景は変わりましたが、懐かしい場所です。
一般的に天満宮と言えば梅ですが、
この天満宮では桜が参道に植えられています。
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アートエッセイ(2013年3月)
「京都2月の鴨川風景」
「呼吸する花瓶の“はなたち”」
景色は空気が澄み渡り、
遠くの山のまた山その次の山もすっきりと見えている。
今の時期ならではの珍しい風景です。
そんな陽射しの中にいると寒さから開放された
気持ちのよい気分になります。
2日前には雪が降り、手袋無しで外に出ると寒くて
手に“しびれ”を感じるくらいの寒さだったのに・・・。
その気温の変化は、人間の体の強さを試されているような気持ちになります。
植物へ目を向けると、芽を少し覗かせている様子が伺えます。
一方、寒さと雪と言えば、今年の北陸では記録的な大雪で大変だったようで、
ニュース映像で“ワッ!”スゴイ!と驚きました。
しかし雪の無い私たちのところでは、一瞬の驚きだけで終わってしまいます。
経験の無い私たちには想像も出来ないご苦労が、
地の人にはあり厳しい環境の中で毎日生活をしているんでしょうね。
そんなことを思いながらも、
私の気持ちの中では一度大雪の環境の中で絵を描いてみたいと感じている。
・・・大雪の中で何が描けるのか?
しかし、これからどうなる西日本の空気?
春に向かって植物も動物も人間も外で活気づく季節・・・空気が怖い!?
健康はどうなる!?
中国からの汚染物質PM2.5は、日本の空をも脅かす!
・・・・毎年つづくと水は大丈夫!?
心配が残るPM2.5。
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アートエッセイ(2013年2月)
「アルジェリアの悲劇」
「比良山の積雪」
「摂津富田の路地」
1月も寒い日があったり、暖くなったりと気温の変化の激しい月でした。
そんな中、知り合いから版画の個展の案内状を頂き、京都へ出かけることにしました。
いつもは、電車や車で行くのですが、
今回は気分転換にと思い自転車で出かけてみました。
片道25キロメートル程度ありますが!
行きは調子よく時間どおりに進むことができましたが、
昼食無しだったので帰りは体力限界!
上り坂は自転車を引いて歩き、下りと平らな道は自転車に乗り進み、
自宅に着いたのが午後8時半でした。・・・へとへと。
翌日は達成感があり、近年にない気分爽快でした。
普段は楽ばかり、時には頑張って汗をかくことも大事かな・・・なんて事を思いました。
(久しぶりの自転車で、お尻が2日間痛かった・・・!)
ニュースでは、アルジェリアのテロ事件で日本人を含め多くの犠牲者がでました。
御冥福をお祈り申し上げます。
家族と離れ他国のために頑張っておられる方々の生命を無残に奪ってしまうのか!?
犠牲になられた方々の命を奪われる瞬間の心境を思うといたたまれなくなります。
犠牲になった方々の家族は無念でありましょう。
平和を祈るばかりです。
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アートエッセイ(2012年12月)
「神峯山寺の紅葉」
「スズメ」
「信州の風景」
先月後半に高槻市の山奥にある神峯山寺(かぶさんじ)へ行ってきました。
紅葉が美しい所と、地元ではよく知られています。
この日は、あいにく曇りで少し寒かったので、ゆっくりとはできませんでした。
近隣でも紅葉は鮮やかで、例年にない美しさです。
我が家のもみじも陽が当ると血のように真っ赤な色に紅葉し感動ものでした。
もみじの葉が散りだすと、落ち葉“はき”掃除で毎日が大変です。
今月に入り、霰(あられ)に降られる体験をしました。
今の時期には珍しいことです。
今年も11ヶ月が過ぎて、残り1ヶ月。
気持ちの中も慌しくなって来た思いです。
私の心境!世間も忙しくなる中、国政選挙が始まります、
また頭を悩ますことになってしまいました。
愚痴を言ってみると、
日本の政党は子どもの“けんか”の様にしかみえませんナ!
政治家さんよりも政治屋さんってとこでしょうか!
どうするか迷う日々が続きそう!
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アートエッセイ(2012年11月)
「メガネフクロウ」
「窓際のビートルズ(LP、ジャケット)」
「秋の摂津峡(高槻)」
先月私は、阪急電車松尾駅に降り桂川の土手を歩いてきました。
この日は天気も快晴で秋の紅葉には少々早かったですが秋の日差しでした。
土曜日ともあって、ツーリングをする人、
川原ではバーベキューするのグループウォーキング、
散歩などの思い思いの過ごし方で楽しんでいる様子。
土手には、誰が手入れをして育てているのかコスモスが多くも無く、
少なくも無く具合よく土手に沿って綺麗に咲き誇っていました。
コスモス独特のやわらかい色の花びらが暖かい陽に照らされて、
その中にオレンジ色の花も加わり鮮やかさを
一段と引き立たせてくれている風景に見とれてしまい・・・
コスモスが大好きな私は・・・感動です!
残念ながら私のスケッチでは、その時の感動するコスモスの色彩を表現できず・・・
こころの中にイメージのスケッチを描き残しておきました。
先月「ふたり展」を京つけもの西利祇園店内「ぎゃらりぃ西利」で開催しました。
11月の掲載作品は、その内の3点です。
1) メガネフクロウ・・・・・・・・・・・・・水彩
2) 窓際のビートルズ(LP、ジャケット)・・・水彩
3) 秋の摂津峡(高槻)・・・・・・・・・・・水彩
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アートエッセイ(2012年8月)
「オリンッピク スポーツの祭典開幕」
「精神的に負けるな!ニッポン頑張れ!」
とうとう始まった、ロンドンオリンピック!
日本代表の選手の皆さんご苦労様です、
日々の練習の成果をフルに出しきれるようにお祈りいたします。
メダルが叶えば、私を含め日本国民は大変感動すると思います。
競技の中には、長い時間をかけ戦い続ける競技、短時間で戦う競技、
集中力が必要な競技、腕力が必要な競技、ヨットの様な自然との闘い、
動物と一体となって競う競技、激しい戦いの競技などなどありますが、
観戦する側はたのしいです!・・・・!選手たちは大変でしょうが!
各選手は各国のスペシャリストが集い争いますから、
気を一瞬なりとも抜けないなかで、
表彰台に上がることは言うまでもなくすばらしいことです。
私はオリンピック競技を見て、選手を羨ましく思うばかりです。
・・・自分には出来ない!
人の能力は無限なのか?
自分はどの競技に合っているのか見つけるのは難しい!!
しかし、スポーツは、ルールが決められ勝ち負けがハッキリとしているため
自分にも他人にも分かりやすいです・・・・だから楽しいかも!?
しかし、絵には白黒はなく、難しい!!
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