アートエッセイ(2011年7月)
6月は梅雨も明けないのに、じめじめとした日々より猛暑の日が続き、
会う人々は「暑いですね!」…が挨拶の言葉となったような気がします。
例年は、梅雨の時期に交わす言葉は「じめじめ…ですね!」だったような!?
空梅雨のおり、我が家にある鉢植えの紫陽花が綺麗に咲きました。
一度、陽のあたる所へ移動すると“しおれ”てしまいました。
また涼しいところへ戻し、水を十分あげて“労わる”と元へ戻り、
淡い青紫系の大輪の花を観賞している今日この頃。
猛暑が続くある日のこと、妻から一言助言されました。
“今日はスケッチに出かけたら?”
数日前に妻と車で滋賀県の野洲へ向かう通りすがりに、
ここスケッチしたい!と言ったことを覚えていたんでしょう。
この日、背中を押されたので出かけましたが、
以前から気になっていた所があったので、
信楽の方へうろ覚え道を車の窓を全開にして走ると、
いきおいよく流れる水の音が耳に入ってきたので車をとめ覗き込むと、
谷下に岩の間を水が流れ落ちる川があり、スケッチと思い下へ降りようとしましたが
全く足場がなく断念をしてしまいました。
…次回来る時は“綱はしご”を準備せねば…。
目的の場所へ!狭い山道の所々樹木のトンネルを涼しげに通り、
目的地らしきところを発見。…イメージが少し違うがスケッチ開始。
この日一枚だけのスケッチとなってしまい、
妻が思っていたところは描けずじまい。
半袖シャツだったため、腕が日焼けで真っ赤になり、水泡ができました。
我が家にも暑さ対策のため「ゴーヤ」をプランターへ3本植えましたが、
残念なことに、1本は枯れてしまいました。
残った2本が成長していき、収穫できる「ゴーヤ」で妻が作る佃煮が今から楽しみ!
今回の2枚のスケッチは、現場で描いた作品を再度小さく描き直したものです。
(1)有機栽培畑中の茅葺(滋賀県信楽)
強い日差しの中で1時間スケッチをすると腕に水泡ができていました…。
(2)桂川の風景(京都市松尾)
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