釜我ヒロヤス

画家・釜我ヒロヤスのブログです

アートエッセイ(2011年4月)

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巨大津波が町を飲み込む瞬間…住宅や漁船、車がおもちゃのように流されていく。

 

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12日 山田町の住宅が火災になっている状況(新聞社の航空写真より)

 

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三階建のビルが破壊され、屋上に乗用車が2台乗っている。(新聞社写真より)

 

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18日午後2時46分
親子が犠牲になった子供の友達数人の為に黙とうをしている。(写真より)
空は晴れ、海は凪で大津波の傷跡だけが悲惨にも残っている。
・・・印象深い写真です。

 

 

 

この原稿を制作したのは3月中旬です。
4月の原稿締め切りが早かったからで、
例年だと春のスケッチを掲載するところです。
原稿を作っている時は、東北地方太平洋沖地震から1週間過ぎたところです。
亡くなられた方、お悔み申し上げます。
被害を受けられた方々、お見舞い申し上げます。

今回の地震について
ニュースや新聞で映し出される状況をみると、
この地震の大きさを感じさせられます。
この地震を知ったのは、自宅で椅子に座っている時です。
自分の体がゆっくりと左右に揺れていることに気がつき、
自分の錯覚かな!と思い、蛍光灯の紐やカーテンを見ると
大きく長く揺れており、TVで地震の字幕が出ました。

その後もTVを見ていると、津波の映像が入ってきましたが、
50~60センチの津波だろうと思っていたら
漁船が流されていく映像を観て、これは大変な事になっている!!
津波が迫っているところを車が走っている状況や、
必死で非難する人たちの映像をただ観ていることしかできませんでした。

安否の確認のため連絡をとりましたが、通じませんでした。
それから5日後に無事確認が取れました。
この地震では、私だけではなく被害を受けた皆さんはもちろん、
日本国民、世界中の人たちが予期しなかった
被害の大きさを忘れる事はできないでしょう。
私も現地に駆けつけボランティアを、と思いますが
高齢では足手まといになるだけで募金で協力しかできません。
・・・残念です。
復興に向けて動き出してから長期間で、日本の皆さん、
自分の出来る事で支援や応援をしましょう!
・・・強いぞ、日本人!・・・

今月のスケッチは、今回の地震について
TVの映像や新聞報道から感じたことを描いてみました。
自分なりに写真を参考にまだまだ描き、
絵で記録を残しておきたいと思います。



 

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