アートエッセイ(2010年6月)
「京都・河原町丸太町上ル」
「京都・二条大橋より(大文字山)」
「東寺の五重の塔」
4月に遡ってのお話しからとなります。
今年の4月下旬、穏やかで暖かい日でした。
京都の河原町通を北に向かって自転車のペダルをゆっくりと踏みながら、
面白いお店は何かないかと、走っていました。
肌にあたる春の心地よい風が、私の気分を楽しくさせてくれました。
1枚目のスケッチは、そんな河原町通を通りかかった時に描いたものです。
昔からある民家「果物・野菜の八百屋」と隣の真っ白でシンプルで現代的なお店、
その2軒のコントラストが目にとまり、葉がない街路樹との組合せが面白い構図でしたね。
京都は昔ながらのお店が多く消えていく昨今ですが、寂しい思いがします。
2枚目のスケッチは5月中旬、
友人と妻と3人でランチを済ませた帰りのこと、天気のいい日でした。
鴨川を散歩中、東に大文字の山が目にとまりスケッチしました。
1枚目のスケッチの街路樹(イチョウ)には、木の芽がまったく出ていないのに、
このスケッチの時には街路樹(イチョウ、さくら、柳)には
いっぱいの鮮やかな緑の葉がついていたんですんね・・・
春の植物の成長は早い!
3枚目のスケッチは、5月の中旬頃、京都東山にお墓参りの帰りに、
市バスに乗って東寺さんへ行った時の1枚です。
東寺さんへ行くのは初めてで、心が躍りました。
今まではゆっくりとした時間がありませんでしたからね!
東寺さんへ着き、弘法大師に手をあわせ、思いが叶いました。
この日も天気が良くて、鮮やかな緑が庭内にいっぱいでした!
鮮やかな新緑の間から見える東寺の五重塔が、いい風景でした。
よい時に来たと思いながらスケッチブックを取り出し
粗描しましたが、残念ながら堀の水面へ五重の塔が映ってなかったんです。
今回のスケッチは3枚とも、いつも持ち歩いている
SMサイズのスケッチブックで、立った状態での粗描です。
お陰様でスケッチの投稿を6年半となりました。
年によって描く時間がなく大変なことも有りましたが、
自分はよく続けているもんだと思っています。
いまだ、私はどれだけの人に見ていただいたのか、全く知りません。
出来ればどんな内容でも言葉をいただければ有難いですね。
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